AI支援開発を始めた当初、私は1つのAIですべてを完結させようとしていました。しかし、プロジェクトの規模が大きくなるにつれて、このやり方は確実に破綻していきます。
1000行の壁、再び
AIは、1000行を超えるコードや複雑な文脈を扱おうとすると、全体を把握できなくなり、整合性のない提案を始めます。仕様検討と開発を1つのAIに同時に任せると、この限界に驚くほど早く到達してしまう。
2つのAIによる分業体制
試行錯誤の末にたどり着いた答えが、「仕様と開発の分離」です。
| 役割 | 担当AI | 内容 |
|---|---|---|
| 仕様検討 | Claude | 設計方針の整理、デバッグ相談 |
| 実装 | Cursor | コーディング、コード修正、ローカル開発 |
情報の受け渡し:Claudeがまとめた仕様書→Googleドライブへ保存。Cursorが更新したコード→同じくGoogleドライブへ保存。Claudeは「仕様書+最新コード」を参照して次の判断を行う。
制限分散という考え方
1つのAIには限界がある。だから、2つに分ける——私はこの考え方を「制限分散」と呼んでいます。これは、人間のチーム開発とまったく同じです。一人ですべてをやろうとすれば、必ず破綻する。だから役割を分ける。AIも、同じでした。
結論:AI開発は「設計」から逃げられない
どこまで任せるか、どこから人が管理するか、どう文脈を引き継ぐか——これを考えること自体が、AI時代の新しい「開発スキル」なのだと思います。
