第7回:AIの記憶をどう補うか——Gドライブ活用術

AIと仕事を始めて、最初に突きつけられた現実があります。AIは、昨日のことを何ひとつ覚えていない。新しいチャットを開くたび、仕様も、議論も、苦労して解決したバグも、すべてリセットされている。

外部記憶という発想

答えは一つです。AIの記憶を、AIの外に置く。こうして構築したのが、Googleドライブを中心とした「外部記憶システム」でした。作業開始時:必要な記録をAIに読み込ませる。作業終了時:その日の成果と対話ログを外部に保存する。

自動化を捨て、テンプレート化を選ぶ

AIにとって「検索」「判断」「取捨選択」は、すべてコンテキストを消費します。そこで、発想を切り替えました——自動化をやめて、テンプレート化する。毎回の対話開始時に、必ず同じ情報を渡す。人間側の手間は増えますが、AIに複雑な判断をさせるより、人間が単純な作業をする方が確実でした。

Claude × Googleドライブの相性

ClaudeはGoogleドライブと直接連携でき、ドライブ内ファイルの読み込み・キーワード検索を自然言語で行えます。「仕様書フォルダから、入力チェックに関する記述を探して」と指示すれば、該当箇所を見つけて要約してくれる。これは実質的にRAG(Retrieval-Augmented Generation)です。

記憶を外部化するという選択

AIの弱点を嘆くのではなく、仕組みで補う。毎朝、AIは何も覚えていない。でも、Googleドライブには、昨日までの記録がすべて残っている。テンプレートに従って読み込ませれば、数分で「昨日の続き」から作業を再開できる。これもまた、AI時代の「適材適所」なのだと思います。

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