「ExcelのVBA開発をAIに手伝わせたい。対象がMicrosoft製のExcelなら、同じMicrosoft製のCopilotが一番痒いところに手が届くはずだ」そう考えるのは、ごく自然な発想でした。しかし、結論から言えば、それはただの幻想でした。
Copilotも「普通のAI」だった
実際に検証して分かったのは、Copilotも他の汎用AIと同じ制約を抱えているという現実です。1000行の壁、日本語の文字化け、VBAの直接操作不可——これらは変わりませんでした。教訓:ブランドの親和性と、AIの実力は別物。
VSCodeは「職人専用」のツール
次に検討したのがVSCodeです。ローカル環境で動作するため制約を越えられますが、「思考と実装の往復」をAIに伴走させるには少しストイックすぎました。
最終回答は「Cursor」一択だった
| 選定基準 | Cursorの評価 | 理由 |
|---|---|---|
| VBA読み書き | ◎ 可能 | ローカルファイルを直接編集できる |
| 日本語処理 | ◎ 強い | 指示の理解度が極めて高い |
| 操作性 | ◎ 直感的 | 変更箇所が視覚的に把握できる |
| 伴走力 | ◎ 最適 | 仕様相談と実装を同時に進められる |
Cursorは単なる「コード生成ツール」ではありません。考えながら作るプロセス全体を支援してくれる点が、決定打でした。
結論:ツールは「作業スタイル」で選べ
Copilotはチャット感覚で部分的なヒントが欲しい人向け。VSCodeはエンジニアとして実装に全振りしたい人向け。Cursorは仕様を考えながら同時に形にしていきたい人向け。ツール選定の基準は一つだけです——自分の作業スタイルに合うかどうか。
